anachronorm

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  • ◾️TYPE-α DAMEGE WASH 18

    NM-5P01-DW18
    TYPE-α BASIC TAPERED JEANS
    INDIGO DAMEGE WASH 
    100% COTTON

    ・・・州の炭鉱から発掘されたリアルな雰囲気を表現するダメージウォッシュ加工が施されている。

    その加工に関して言えば、元ネタは19世紀後半のアメリカ西海岸でのゴールドラッシュにおける労働者、殊 炭鉱夫達の作業服すなわちジーンズである。

    ゴールドラッシュに一攫千金を夢見てアメリカ西部にやって来た労働者達が、炭鉱で作業する際に丈夫なパンツを求めた結果、ジーンズが誕生した訳だが(とてつもなく長くなるので歴史の詳細は割愛)、当時は無論ジーンズにファッション性などなく、“作業着”以外の何物でもなかった。
    丈夫な白い綿帆布に虫除けの為のインディゴ染めを施し、ポケットが破れないようリヴェットを打ち付けたジーンズは、過酷な労働に従事する炭鉱夫達の労働時の制服だったのだ。

    僕はこの“炭鉱で働く時に着る為だけ”に作られたという洋服の、只々耐久性を追求する武骨さと、その結果発現した機能美に強く惹かれる。粗暴で潔い様は、当時の労働者達の精神性をも表しているような気がして、わくわくが止まらないのだ。

    ジーンズについて考える時、僕は日本民藝における「用の美」という言葉を思い出す。暮らしの中で使われることを考えて作られ、使われることによって輝く「用の美」。
    炭鉱での重労働を想定して作られ、履き込まれるうちに擦り切れ色褪せ、日々“味”を増すジーンズ。
    そんなこんなに想いを巡らせながら作られたアナクロノーム5ポケットパンツを履いて、さてどこに出かけよう。


    テキスト  TAKIMO

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